読書

語り手の事情 ISBN:4167656108

あまりのエロさに赤面しつつ本を閉じる、そんな朝の満員電車。 仕方ないので電車の中で読むのはやめて、家に帰ってから読むことにした。 表面上はエロいんですが、語り手の事情によるものなのか淡々と臓器や細胞のことまで描写するので次第にエロくなくなり…

エルロイのLA四部作読了。 このどうしようもないどろどろぐちゃぐちゃさがたまらん。でもおかげでテンポが遅いので、読み始めはだいぶきついかも。3/4を過ぎてからの速さはすごいもんがありますが。 ブラックダリア>ホワイト・ジャズ>ビッグ・ノーウェア>…

覇者の戦塵の「殲滅ノモンハン機動戦」を読んだ。 相変わらず地味だがそれが(略)。 このシリーズ、技術屋の理想があるよな。トラブルが発生したら、原因を解析して、対策を立て、組織的に遂行して克服するという理想。その過程がきっちり描かれているから…

続巷説百物語読了。 船幽霊の話が好きだのう。実在の人物と絡んだ話が好きなもんで。山内公って山内容堂のことかしらん。 表の世界にも裏の世界にもなじまず、中途でフラフラしてた百介が独り立ちしていく姿が羨ましく感じた。 しかし、この後に後巷説百物語…

エルロイのブラックダリアISBN:4167254042ロードISBN:4594025447 を読んだ。 人間の負の部分を抉り出して煮詰めたような小説だが、ついつい読んでしまう。 犯人だけでなく、捜査官側もなんらかのトラウマを背負ってるんだよな。

予定がつぶれたので読書。マンガばっかしだが。 ・空談師 おもしろくなりそうなところで終わってたので残念。ここからリアルのほう(プレイヤー)へ攻撃していくのかと思ったのに。 秘密結社についての会話がおもしろかった。「中くらいの人しかいない」とか…

最近の読書傾向は スティーブン・ハンター→ランズデール→ジェイムズ・エルロイという流れに移り変わっている。

メモ。 俺が読んだことのある森 博嗣の本は以下の通り。 『すべてがFになる』 『冷たい密室と博士たち』 『笑わない数学者』 『詩的私的ジャック』 『女王の百年密室』 あんまり読んでないなあ。 五条さんが森 博嗣のミステリを読んでるのは知らんかった。

「ファニーフィンガーズ」 ラファティの短編を4〜5本読んだが、そのなかで一番おもしろかった。 三重間接の指をもち、どんなものでも鉄から作り出してしまう少女の話。 「なんでも」というのがノールール気味で、機械類はおろか宿題の答えや新しい学説まで坩…

エルロイの小説を買おうと思って書店にいくと、皇国の守護者の新刊が出てるじゃないですか。即買い。

「時をこえる風」 フォーサイスの「囮たちの掟」 ISBN:4042537235る中篇。 「リトル・ビッグホーンの戦い」をテーマにした作品、というと第七騎兵隊がどのように壊滅したか、という内容を思い浮かべるだろうが、その予想はいい意味で裏切られた。 一言で言う…

フォーサイスの囮たちの掟 ISBN:4042537235 を読んでいる。 囮たちの掟 麻薬の運び屋と密告者、運び屋を摘発しようとする関税管理局員の話。 バンコクからヒースローまでの空路で、誰が囮で誰が運び屋なのかを推理しながら読んだ。私の推理は見事にはずれて…

ややネタバレ気味に。 フォーサイスの短編集「戦士たちの挽歌」ISBN:4042537227。 戦士たちの挽歌 地味に証言と証拠を積み重ねていく警察と、話術でそれらを覆す弁護側の対比がおもしろい。とはいうものの、逆転裁判のようなドラマティックな展開はまったく…

乙一の短編集「ZOO」を読んだ。 「落ちる飛行機の中で」>「血液を探せ!」>「陽だまりの詩」の順で面白かった。 乙一の文章はするする読めるので心地よい。上質の蕎麦を手繰っているような感じだ。

SFマガジンを処分しようとしてはつい読みふけってしまい、まったく整理がすすまない。

「覇者の戦塵1944 インド洋航空戦 下」を読んだ。 この地味さが(略)。 しかし、この巻では日本軍の方に圧倒的に運が傾いていたように思う。また、連合軍側もあまりやる気がなかったようで、あまりハラハラせずに終わってしまった。 やはり東太平洋海戦のと…

谷甲州の「覇者の戦塵1944 インド洋航空戦 上」を読んだ。 この地味さがたまらん。このまま地味に展開していって欲しい。 日本軍側のプレイヤーとしては、英軍の軽空母があと二隻存在していることはわからないわけで。悩みどころだろうなあ(変な読み方)

新しき太陽の書を読んでいる。内容がぎっちり詰め込まれてて、なかなか読み終わりそうに無い。しかも残り三冊もある。

・どすこい(安) 力士が47人出てくる短編集。徐々にメタ小説っぽくなっていく。 最後には読者が力士化して四十八手が完成するかと思ったが、そういうオチではなかった。さいわい、まだ私は力士並に太る兆候は無い。 各短編ごとの好き嫌いをいってもあまり意…

導きの星4 なんとか丸くおさまってよかった。 サイバーナイトが好きな人はオススメ。 ジョンブル魂を受け継ぐシラーと、戦闘大好きッ娘のバーニィが気に入った。金儲けの奔走するアルミティも好きだったんだが、話の都合上出番が少なかったのが残念。 科学の…

・暗黒童話 グロは勘弁してください。そこさえ目をつぶれば面白かった。 乙一の本は今のところハズレなしなのでまた買おう。 ・導きの星 2と3を読んだが、これほんとに次の巻でまとまるのか?風呂敷を広げすぎてたためなさそうな気がする。

「夏と花火と私の死体」を読んだ。 おもしろい。 引き続いて乙一の小説を読んでみたいと思った。 ただ、一緒に収録されていた「優子」はどうしても「人でなしの恋」を連想してしまったため、十分に楽しめなかった。先入観をもって読むとダメだな。

ロミオとジュリエット リア王 ハムレット ロミオとジュリエットが一番面白かった。ただ、翻訳者によって内容が変わるらしいという情報を文学の人から聞いたのでどの翻訳者がオススメなのか興味はある。 ハムレットといえば、「ローゼンクランツとギルデンス…

部屋のスペースの関係上、電子書籍の購入を検討している。 問題は 1.目が疲れる 2.友人に貸すことができない ことか。電子書籍を他人のマシンに渡すと著作権上どうなるのだろうか。出版社ごとの対応はどうなんだろうか。

灼眼のシャナ 1〜5 シャナが日常/学校生活に次第に慣れていって、人並みの幸せをかみしめていく描写がもっとほしい、と思うのは私がイリヤの夏の影響から脱せられてないからか。

・陋巷に在り 7 医術の話。やや中だるみ気味。しばらくは女予(字が出ないのでこれで対応)に振り回される話になるのか。

・陋巷に在り 6 孔子の白兵戦上等さと公山不狃のマローダーっぷりがすごかった。

・陋巷に在り 1〜5 作者である酒見賢一の文体が好き。野暮ったいんだが、そこに味があるというか。 孔子があんな恐ろしげな容貌をしているとは知らなかったYO。 ・導きの星 1 異星文明育成SLG小説(間違ったジャンル分け)。 読んでたらシヴィライゼーション…

「陰摩羅鬼の瑕」を読んだ。面白かったが、読むのに用した時間を考えるとちょっと不満。