フォーサイスの囮たちの掟 ISBN:4042537235 を読んでいる。

  • 囮たちの掟
    • 麻薬の運び屋と密告者、運び屋を摘発しようとする関税管理局員の話。

 バンコクからヒースローまでの空路で、誰が囮で誰が運び屋なのかを推理しながら読んだ。私の推理は見事にはずれていたが、悔しさよりも作者のトリックに感心した。

 もう一つの短編、「奇蹟の値段」と同じようにコロっとだまされた。



 フォーサイスの本は薀蓄がこれでもか、と詰め込んでいるがすらすら読める。これは訳者の篠原慎の力もあるんだろうけど、たいしたもんだ。
 同じ薀蓄を詰め込む系の作家として、山本弘がいるが、最近コピペ臭くなってきていて嫌だ。おかげで「神は沈黙せず」が積ん読になっている。
 サイバーナイトパラケルススの魔剣、妖魔夜行などは熱狂しながら読んでたのだがなあ。「神は沈黙せず」は落ち着いたら読もう。