語り手の事情 ISBN:4167656108

 あまりのエロさに赤面しつつ本を閉じる、そんな朝の満員電車。
仕方ないので電車の中で読むのはやめて、家に帰ってから読むことにした。

 表面上はエロいんですが、語り手の事情によるものなのか淡々と臓器や細胞のことまで描写するので次第にエロくなくなり、しまいに滑稽になっていくのがステキだ。


 三話に出てきた謎の紳士の正体にワラタ。
 たしかにあの人なら妄想を扱える人だな、と感心。


 そしてラストのオチ。イカスー。
 語り手カッコイイ。
 オデも館に行きたいぜ。


 次は陋巷に在りをコンプリートする予定。