カラシニコフ ISBN:4022579293
 突撃銃といえばカラシニコフが有名だが、それについてのルポルタージュ
 冒頭では、アフリカにおける少年兵の実情など、安価な突撃銃がどのように「失敗国家」を作り上げていくか描かれている。
 「失敗国家」の定義として、「軍人、警官に給料が支払われているか」「教師に給料が支払われているか」というわかりやすい尺度があげられているのがおもしろい。
 設計者カラシニコフのインタビューや、フォーサイスのインタビューなどが載っていて、非常に興味深く読めた。


 ビアフラ物語 ISBN:4048930036
 カラシニコフを読んだ後、フォーサイスつながりで読んだ。
 戦争の犬たちとセットで読むことをオススメする。


 後巷説百物語 ISBN:4048735012
 又市が処刑される「天火」と実際に百物語を行う最終話「風の神」がおもしろかった。
 やはり百介は最後の詰めが甘いなあ。そこが百介の百介たるゆえんなんだろうけど(笑)